かつお節

先日、
おいしいものにとても詳しいグルメさんに
ある新橋の割烹へ仲間と一緒に連れて行ってもらう機会がありました。

10席ほどのカウンターのみのお店。



1品1品を少しづつ味わうお料理は、
本当にどれもおいしくって感激でした。


日本酒をちびりちびり、
まだまだ知らないおいしい食べ物のことやためになるお話を聞きながら
飲み食べしました。


大盛りの豪快料理にビールをガバガバとするのが好きだった私も、
和食のこういう食べ方が少しづつ解るようになってきたと思います。
大人になったかしら?





途中、かつおの出汁の話になりました。

イマイチおいしい出汁が取れないと言うと、
「どうして!?ただ取るだけじゃないの」とグルメさんには驚かれちゃいましたが・・。



お店のご主人に出汁を取る時にどの位のかつお節を入れれば良いのか聞いてみると、

「うちは昆布を強く出しているから違うし、
 もちろんお店によって違います。
 かつお節の量はかつお節を入れて箸を刺すとゆっくり倒れる位の量が 
 おいしいと言われています。
 でも、普通のご家庭で毎回そんなことやっていたら破産しちゃいますよ(笑)」と。


へえ〜、たくさん入れるんだなあ。

たしか私の好きな料理研究家の有元葉子さんの本にも、
箸が立つほどにたっぷりと入れると書いてあったような。
水12カップかつお節100グラムとか。



まあ、要は自分の好み。
自分でいい具合を見つけられるようになりたいです。







そんな話をしていたからか、
おみやに真っ白なかつお節を頂きました。
お店で出汁をとるのに使っているもの。

普通手に入らない貴重なものだそうで、グルメさんに
「あんたたちにはもったいないよ(笑)」と言われましたが。。。






後日・・。
そのものを味わいたくって、
ごはんにふわっと乗せてお醤油をかけて食べました。



真っ白でとても綺麗。
ほわっと柔らかく、上品な香り。

口に入れると、
すっと溶けてしまうけど、香りはいつまでも続く。


こんなの初めてだ!