チョウシ屋のコロッケサンド

平松洋子さんの「おもたせ暦」を読みました。

おもたせ暦

おもたせ暦




『こうしていよいよ自分の手元に渡ったコロッケサンドだ、冷静でいられるわけがない。ビニール袋をぶら下げて路地裏を歩きはじめるのだが、頭の中は何かがバクハツしそうだ。待てない。たったいま齧りつきたい。
東銀座から東京駅までがまんしたのに、ついに挫折したこともある。東銀座の裏手の公園に駆けこんでベンチに座ってほおばったこともある。中央線に乗って西荻窪駅に着くまでの三十分、膝のうえから香るコロッケサンドのぬくもりと匂いにくらくらと耐え、西荻に着いたとたんにキレてホームで食らいついたこともある。
ようするに難行苦行の権化、それが「チョウシ屋」のコロッケサンドである。』

これが頭から離れず、
チョウシ屋のコロッケサンドがどうしても食べたくなってしまって
銀座に用があって向かう途中に足が勝手に向かっていました。



歌舞伎座の裏手のほう、路地にあります。

よし、私もコロッケサンドを一つ。
パンは、食パンかコッペパンを選べます。
食パンにしました。
イラストもナイスな可愛い水色の紙に包んでくれます。



夕飯で。
と思ったけど、平松さんの仰るとおり。
帰り道からなんだかソワソワ。
食パン部分がふわっと柔らか。
この包みを開けたくてたまらず・・・。
開けたら最後食べたくてたまらず・・・。

半分食べちゃったよ〜!
ペロリ。


ああ、また食べたい。
今度はメンチだな・・・。