地震

大変なことになりました。

被災地の方々には心よりお見舞い申し上げます。

悲惨な状況をみると心が痛み、言葉になりません。




地震の起きたあの日、
東京でもかなり大きな揺れを感じました。


私は自転車をひいてちょうど橋の真ん中あたりを渡っていました。
歩けないほどの揺れに驚き、あたりの人がざわめきはじめました。

その時は、まだ地震かどうか確信がもてませんでした。

急いで橋を渡り、自転車を置いて家へ戻ろうとエレベーターのボタンを押しても動かなかった。
そこでようやくさっきのは地震だったんだと分かりました。

10階まで階段で駆けけ上がりました。

玄関のドアを開けると、ずいぶんと乱れた状況でした。
棚の上のものが落ち、机などの場所がずいぶんと動き、
床には塩を入れている瓶が割れて、ガラスの破片と塩が散乱していました。

朝飲みかけのお茶がカーペットの上にこぼれ、
鍵を閉めていなかったガラス戸が数十センチ開いていました。

トイレの床は水がこぼれ水浸しになっていました。


「ああ、すごい地震だったのだな。」と思いました。



どこにいたら安全なのか分からず、急に怖くなって玄関の外に出ました。
その時2回目の余震が来ました。

揺れのせいで近くに置いてあったハシゴがものすごい大きな音を出し、
向かいのマンションが左右に揺れているのを見て、足が震えました。

1階に降りると人が集まっていました。
同じマンションに住むけど知らない人達。
「大丈夫?」「怖かったですね」と声を掛け合うと少し安心しました。



3回目の余震が落ち着き、ボランティアに行っている近所の老夫婦の家が心配になり
急いで向かいました。

「大変なんだよお。」
在宅酸素でほぼ横になって過ごすことの多いおじいちゃんは、ベットの足元に座っていました。
枕元には箪笥が壊れ倒れていました。

もし、一歩遅かったら。。。
そう思うとゾッとしました。




こんな大きな地震は本当に初めての経験です。


しかし、。
被災地はそなものではない。





私の出来ることは何か。

出来ることをしたいと思います。